2018年度三田祭振り返り

手がかじかむ季節となり、2018年も残りわずかとなりました。この時期になりますと、街もようやくクリスマスの陽気が抜け、話題はたちまち年末年始に移る頃合いですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。コミケに行くもよし、こたつにみかんとほっと一息つくもよし、それぞれの過ごし方があると思います。僕はといいますと、街角のカフェでゆっくりとコロンビア産コーヒーを飲みながら、一年を振り返りつつ、こえけん!のブログを書いているところです。

 

さて、申し遅れましたが、今回ブログを担当いたします10期の川村です。このブログを書くにあたって、軽く過去のブログを拝見させていただきましたが、みなさまユーモアに溢れて面白いですね。プレミアリーグのせいで寝不足気味の鉄オタ伊藤や、気づいたら推し変していた永井、スタァライトされてる永山など、個性豊かな10期のメンバーに続いて4人目の当番です。

 

そんな10期が中心となって、11/24に主催いたしましたイベント、「楠木ともりのキャンパスライフはじめてみた!〜三田にともりる舞い降りる〜」について、振り返っていきたいと思います。

 

こえけん!のイベントですっかり恒例となった、「塾生注目!」「なんだー!」の掛け声で始まったイベント。赤のトップスにベージュのスカートを身にまとった楠木さんの可憐な姿に観客が頬を緩ませ、あたたかな雰囲気の中オープニングが進んでいきました。プロフィール紹介や出演作のお話で楠木さんを再確認しつつ、最初のコーナーへと参ります。

 

最初のコーナーは「教えて!ともリプ」。こちらのコーナーでは事前に皆様からいただきました質問に答えていくというコーナーです。「慶應とコラボグッズを作るとしたらどんなグッズ?」「THE女子大生って感じだなと思うこと。」「自他ともに認めるゲラですが、ここ最近で一番笑ったことは?」「キャンパスライフのイメージを五七五で。」などの質問によって様々な角度から楠木さんに迫ることができました。中でも自分が最も印象に残っている質問は「まだTwitterに投稿されていない#姉の奇行を教えてください。」である。ファンの間で、人気を博している『あねりる』さんの日常を面白おかしく描いた、楠木さんのツイートからの引用であり、質問内容がスライドに現れた瞬間、会場が笑いに包まれました。自身がパーソナリティーを務めるラジオに姉が出演したいという回答の意外性と楠木さんの姉の人間性が垣間見れたという点においても、この質問はコーナーを通して一番の盛り上がりとなりました。

 

続いてのコーナーは「テーマを撃ち抜け!弾丸トークスペシャル!」。こちらのコーナーではいくつかのテーマの中からランダムに選んでいただき、テーマトークをしてもらおうというコーナーです。テーマを選んでいく際に会場に設けられたパネルを撃ち抜いて、弾丸の軌道上の観客には銃で撃たれたようなリアクションをとってもらうというギミック付きである。ガンゲイル・オンラインで主役のレンを務めている楠木さんに銃で撃たれた皆様には、いい思い出となったのではないでしょうか。観客の皆様のナイスリアクションにも支えられ、大いに盛り上がりました。トークテーマは、「自分の癖」「今挑戦したいこと」「世界がリセットされたら」「得意なこと、不得意なこと」「無人島に何かひとつ持ってくるなら」の5つであった。楠木さん曰く、得意なことや不得意なことなど今までのインタビューでも答えてきたが、今まで話してことのない内容を提供してくれたという。楠木さんの新たな一面を発見できたところで、次のコーナーに移ります。

 

3つ目のコーナーは、「キラッと☆解決!見習い探偵やってみた!」。こちらのコーナーはトークに重きを置いた前の2つのコーナーとは一変し、楠木さんと観客とが協力をし、お題の答えを当てていくというチャレンジコーナーである。お題のテーマがスライドに表示され、そのテーマにちなんだ答えを楠木さんに推理してもらいます。その過程で楠木さんの質問を観客の皆様には「はい」「いいえ」「わからない」の3つの選択肢で身振りを使いながら答えていき、楠木さんを答えに導きます。簡単に言えば、スマホアプリのアキネーターと仕組みが同じだ。こちらのコーナーも前のコーナー同様、観客の皆様には参加していただいたこともあり、会場は終始笑いに包まれました。出題されたテーマとお題は以下の通り。(「動物―キリン」「食べ物―カニカマ」「童話―シンデレラ」「偉人―聖徳太子」)問題の答えは楠木さんを意識して作成いたしましたため、当日カニカマやシンデレラの回答がスライドに表示された時の観客の反応が素直に嬉しかったです。観客の皆様の素晴らしいアシストもあり、4問の中でも最も難しいと思われる聖徳太子の問題も無事に正解することができました!

 

イベントも中盤に差し掛かり、会場が程よい熱気に包まれた頃合い、続いてのコーナーへと参ります。今回のイベントタイトルにもなっている、メインコーナーです!「ともりるのキャンパスライフはじめてみた!」こちらのコーナーは、RPG仕立てのシナリオゲーム形式でセリフの朗読を交えながら、途中に設けられたチャレンジをクリアして、ストーリーを進めていただくというコーナーです。胸はずむキャンパスライフをスタートさせたともりる、最後に待っているのは「進級」か「留年」か、甘美に思える大学生活も案外シビアな一面も?そんなプロローグに始まりいざコーナーが始まります。

 

ここのコーナーは長いので、セリフ部分を程よく要約をしながら、追っていきます。

 

(ストーリー1)

慶應義塾大学に入学したともりる。キャンパスライフに胸を踊らせ、サークル選びを始める。こえけん!アニメ声優研究会の勧誘も受けながら、紆余曲折し応援団のチア部門に入ります。チア部門に入ったともりるは、夏休みに開催されn大学野球の応援を任されます。

(チャレンジ1)

ここで最初のチャレンジ、即興替え歌コーナーに参ります。テーマ曲「アイアイ」をボックスから引いたフレーズとシチュエーションで替え歌をしてもらいました!ともりるが引いたのは、ぶりっ子で「月がきれいですね」ということもあり、若干難しい設定に戸惑いつつも、見事に即興替え歌を完成させました。少し照れながらも歌ってくれたともりるに会場が暖かな拍手を送り、チャレンジ成功です。

 

(ストーリー2)

チアの応援を成功させたともりる。夏休みを楽しみ、あっという間に秋学期を迎えた。秋には学園祭を控え、絵を描くのが好きなともりるはサークルの宣伝用ポスターを任された。

(チャレンジ2)

続いてのチャレンジへ参ります。ここでは、司会に出されたお題を30秒でともりるに書いてもらい、観客の皆様に当ててもらうというチャレンジです。絵には自信があるという、ともりるの腕の見せ所でもあります!出題されたお題はこの通り(テニス、とら、かぼちゃ、楠木ともり)テニス、とら、かぼちゃは持ち前の腕前を駆使し難なくクリア。しかし、「楠木ともり」というお題は意外性もあり、少し苦戦をした。自画像の隣に自身の好物であるラーメンを描きその上にハートを添えて、自分であるというアピールをしたが、観客の皆さんの回答はまさかのラーメン(笑)。改めて、自画像に矢印を描き、ラーメンにバッテンをつけて、ようやく観客が「ともりる!」と正解。この一波乱もあって、会場が大いに盛り上がり、チャレンジ成功です。

 

(ストーリー3)

学園祭のポスターを難なく描き終えたともりる。次に彼女を待っていたのは、学年末試験であった。進級がかかる重要なものではあるが、サークルの先輩から悪魔の囁きが…

(分岐)

「他大交流会が期末試験の前日に入ってしまった。参加するか、参加しないか。」

ここで、突然スライドにRPGでありがちなストーリーの分岐が現れ、会場が笑いに包まれた。そして、試験勉強を優先するか否かの選択は、観客の皆さんに決めていただくということになり、苦しむともりるを見たさに多くの観客は他大交流会に参加をする方へ票を投じた。

(チャレンジ3)

観客の皆様の選択により、期末試験前日に他大交流会へ参加したともりる。最後のチャレンジであるクイズを全問正解しなければ、進級条件を満たさないという苦境に陥った。まず、最初のクイズはこちら「慶應義塾大学の創設者、フクザワユキチを漢字で書きなさい。」この問題は多少心配になりながらも、難なく正解したともりる。個人的には、「福沢諭吉」と書き記したともりるの字の綺麗さに脱帽しました。続いては、「ラーメン二郎の二の部分がくり抜いてあってそれに答える問題」これは、観客の皆様の中にもラーメン二郎のファンが多かった模様でクイズコーナーの中で一番の盛り上がりになりました。ともりる自身もラーメンが好きということもあり、自信ありげに指で2を示し、この問題は難なくクリア!さりげなく、ピースサインを見れたのも、嬉しかったという個人的な感想も残しておきます。3つ目のクイズはこちら「key village ?? moonではてなに当てはまるものを答えよ」最初の2問とアプローチが変わり、少し頭を柔らかくしてなぞなぞ気分で解く問題です。ともりるも最初は戸惑いましたが、すぐに気づき正解することができました!これは自身の出演役でもある「鍵村葉月」にちなんだ問題です。観客の中では、まだ理解しきれてない方もいらっしゃり、ともりる自身が少し解説も入れてくださいました!leafの綴りに少し不安になっていましたが、3問目も正解し、ついに進級まであと1問にまで迫ったともりる。しかし、最後の問題は難問が待ち構えています。最後のクイズはこちら「次の4つの駅を乗降者数の多い順に並べよ。パリ北、北千住、高田馬場、田町・三田」である。並べ替え問題ということもあり、難易度が一気にアップ!ともりるは会場内の観客の中でそれぞれの駅の利用者に手を挙げてもらい、実際に数えていくことをし、真剣に正解を模索していました。手を挙げていた観客もともりるからのレスをいただけて満足していただけましたでしょうか。しかし、懸命の推理も及ばず、この問題に不正解してしまったともりる。待ち構えているのは、留年か…

 

(追加ストーリー)

4問中3問も正解できたが、全問正解に及ばなかったともりる。進級をかけて泣きの一回に挑むことになり、最終問題に挑むことになりました。最終問題はこちら「ともりるの正しいイントネーションはどちらか、と↓もりるorとも↓りる会場の皆さんで答えよ」ともりる曰く、一般正解率はかなり低めとのこと、しかし会場に足を運んでくださっている方なら、正解してくれると!そして、この問題を難なくクリア!無事進級できることになりました。

 

 

メインコーナーが終わり、イベントも終わりが近づいて参りました。プレゼントコーナーで色紙を3名にプレゼントし、エンディングで軽く今後の活動に関してお話をし、これにてイベントが終了しました。退場の際まで元気で活発な姿を絶えず見せてくれた楠木さんに多くの観客も魅了されとても満足度の高いイベントになったと思います。来場してくださった皆様はいかがでしたか?

 

 

最後に、今回の三田祭は自分にとって初めて担当するイベントだったこともあり、たくさんの期待や不安の中、進めてきました。ここ数年で最も来場者を動員し会場を満席にするができたり、大きなミスも起こらず、満足度の高いイベントにできたことは、この上なく幸せなことだなと痛感しております。また、台本を作成する過程で観客の皆さんと演者さんが一体となって、観客参加型にすることを意識し、それが実行できたという面においても、良いイベントになったのではないかと信じております。良かった面も悪かった面も生かして、次のイベントをさらに良いものにすべく今後とも頑張りたいと思います。

 

さて、次のブログ担当ですが、三田祭で素晴らしい司会をしてくださった10期の石黒にお願いしたいと思います!

「わかります。」

星屑溢れるステージに、可憐に咲かせる愛の花!生まれ変わった私を纏い、煌めく舞台に飛び込み参上!99期生、愛城華恋!みんなをスタァライト、しちゃいます!

ということで、今回は10期の永山が担当します。冒頭の台詞から分かるかもしれませんが、僕からは10月13日~21日に天王洲銀河劇場にて行われた「少女歌劇レヴュースタァライト #2 Transition」について書きたいと思います。
僕がスタァライトに出会ったのは去年の4月30日。ブシロード10周年ライブにて「舞台×アニメーション」という新しいスタイルの作品として発表されました。去年の9月には初演。今年の1月には初演の再演。6月には1stライブ。7月からはアニメ。8月にはアニサマ出演。10月には新作舞台。先日ゲームアプリが配信開始。そして12月には2ndライブか行われる激アツコンテンツです。
さて内容に入っていきたいと思います。開幕直後、初演でも歌われた曲が歌われ懐かしさのあまり早速ぶち上がってしまいました。今回は前回以上にステージだけではなく客席も利用した舞台となっており、B組の皆さんが客席付近で歌っていたのも非常に感激でした。
あまり長くなるのも嫌なので途中は割愛しますが、最後のレヴューでは、華恋ちゃんがなんと「アタシ再生産」の言葉を口にしました。するとアニメの演出が流れ、その後小山百代さんがレビュー服に着替えて登場。スタァライトの舞台での醍醐味である殺陣も大詰めとなり、そこから今回のテーマソングである「99 ILLUSION」。もう涙が止まりませんでした。
舞台パートが終わり大満足だったにも関わらず、その後はライブパート。セトリは大体察していましたが、裏切られました。1曲目の「星のダイアローグ」はさすがに当然として、2曲目かなんと「ディスカバリー」。スタァライトの中でもトップレベルで好きな曲で、今回は聴けると思っていなかったので嬉しすぎました。その後の「star divine」と「舞台少女心得」もやるとは思っていましたが、なんと「star divine フィナーレ」と「舞台少女心得 幕間」。もう最高すぎて昇天してしまいました。そして、今回のテーマソングとなる「Green Dazzling Light」、「99 ILLUSION」で締めくくりました。
ちなみに、「99 ILLUSION」は2サビジャンプはありますが、ラスサビジャンプはありそうでないというラスサビジャンプ好きにとってはウズウズしてしまう曲です笑
とにかくもう最高すぎの舞台でした。スタァライトに出会うまでは、舞台なんてやミュージカルなんてと思っていたのですが、面白いです。
少しでもスタァライトに興味がある人はぜひアニメでも舞台でもライブでもゲームでも見てみて下さい。
以上で終わりますが、ここまで読んでくださった方、長い間お付き合いありがとうございました。次回の担当は川村君です。よろしくお願いします。