遅くなりましたが11月2日の西又先生講演会に行ってきましたのでその感想をば。
10時20分に国立駅着,一橋大へ向かう。10時半会場着,この時点で集まっていたのは20人ほど。
黒板には簡潔に,向かって左に「司会」,右に「西又葵」の文字が。
前のほうに座っていたのでよくわからなかったのですが,11時開始時刻には50人ほどが座っていたと思われ。
11時から半くらいまでは,小中や高校など学生時代のことに関する質問がメインでした。いくつかピックアップすると・・・
Q:小中時代はどのように過ごしていましたか? A:昔から絵を描くのが好きでずっと絵を描いていました。保育園の時にはもう絵を描き始めていました。
Q:絵以外で好きだったことは? A:アニメの映像を消音してアフレコして楽しんでました(笑)
Q:中学校卒業後の進路は? A:高校で漫画研究会に入り同人誌を描き始めました。その後編集部から連絡があり,中退して漫画家に専念することに。
その他,中高時代の思い出等もたくさん話してくれました。前の生徒が机の中にハムスターを飼っていたなど,西又先生の高校はとても荒れていたらしいです。
その後,イラストレーターへ転身する時の話や,仕事についての質問がありました。特に興味深かったのが,
Q:一日に描かれる絵の枚数は? A:塗りを含めると1枚あたり2,3日かかりますが,線画なら気合いを入れれば12,3枚は描けます!
Q:アイデアに困った時は? A:公園等をぶらぶらしています。人間観察が好きで,駅前など人が多い所をぶらついて,人の会話や行動を見聞きしています。
Q:イラストレーターで尊敬する人は? A:桂正和さんや,高橋留美子さんです。漫画家の方が好きな方は多いです。
というものでした。仕事の話題の後は,オフの日のことやプライベート,趣味の話題などでした。西又さんはテレビが好きとのことで,最近はレールガンやけんぷファーを鑑賞されているらしいです。
12時20分過ぎからは聴講者からの質問タイムで,こちらは「著作権について」や「今のコミケに思うこと」などかなり突っ込んだ質問が多かったです。
イベント全体としては,黒板に「先生」をつけ忘れるくらい全体的にまったりとしていましたね。司会さんも初めてということで途中で質問に詰まってしまったり,仕事の話題に入ったと思ったらまた学生時代の話に戻ったりしてまとまりがありませんでしたが,西又先生はすべての質問に笑いながら答えてくださりトーク慣れしている感じが窺えました。スタッフさんも特にスーツや腕章をつけているわけでもなくとてもアットホームな感じの私服でした。
表題が「クリエイティブになるためには」ということで技術的な質問や突っ込んだ質問が多いかと思いましたが,絵の知識が全くない自分でも十分に理解できる内容で,西又先生個人の魅力が十分に伝わる講演会でした。イラストレーターの講演会という他大学ではあまり行われていない試みですので,一橋大の人物研究会さんにはこれからもがんばってもらいたい次第です。
著者:かけそば
P.S 西又先生はとてもかわいかったです(笑)
(注)質問内容や回答は自分がメモったもので必ずしも本人のものではありません。そのためところどころニュアンスが違っていたり本人の意図を反映していない場合があるかもしれませんがご了承ください。