畑 亜貴の早稲田に“止マレ!”

11月8日に早稲田で行われたイベントを報告します。

早稲田大学アニメ声優会様からのご招待により、こえけんメンバー12人程度で行ってまいりました。

 

以下のようなコーナーがありました。

 

・オープニングトーク

・アニソンを作詞するまで

・アニソンの作詞のきっかけ

・アニメタイアップ曲について

・畑 先生 作詞教室

・キャラソンについて

・ノンタイアップ曲について(みのりんの嵐・・・)

・人気楽曲投票

 5位:God knows…

 4位:水中飛行

 3位:Paradise Lost

 2位:ハレ晴レユカイ

 1位:空耳ケーキ

 

などなど、だいたいこんな感じです。細かいところはうろ覚えです。

 

特に面白かったのは「作詞教室」ですかね。これはお客さんが事前に書いた詩を畑 先生が添削していくというもの。

やっぱりプロの作詞家は着眼点が違うなと思いました。プロとアマは明らかに違うということです。

勘で創っているようにみせかけて、実はすごい考えているものですね。

詩全体の構成や展開における問題点を瞬時に見抜いておられました。早見えですね。

(ちなみに、本を読むのが早いそうです。普通の文庫本1冊をだいたい30分程度で読み終えてしまうとのこと。この特技は今の仕事に役立っているとか。)

彼女によると、「これは大人になっても書ける」という詩と、「プロ的には未熟だがこれは10代の頃しか書けない」という詩があるようです。

10代の頃の感性を大事にしつつ、大人の視点で詩全体の構成を整えていく・・・この2つを同時に満たすということでしょうか。

いやはや、作詞って継続するのが難しい職業ですよね。経済的にも厳しいそうですし。

 

それから、人を泣かせる歌詞を書くのは簡単だが、笑わせるのは大変だとおっしゃっていました。

「単純に泣きに持っていく歌詞を書けても、その中に小さな笑いを入れるのは大変」とのこと。

この辺りは意外でした。「笑い」って深いものですね。

「もってけ!セーラーふく」の歌詞が急に深淵なものに思えてきます(笑

 

業界のことに関しては、やはり人間関係の難しさを話しておられました(まぁこれは何処いってもそうでしょうね)。

基本的にゲームの歌詞の方がアニメの歌詞よりも、上の人からの突っ込みが少ないため、書き易いそうです。

クライアント次第、とのこと。

歌のタイトルがボツになるなど、自分の考えが通らないと、やる気がなくなるそうです。

自分も青臭い者なのでこの気持ちはよく分かります。

このアンビバレンスな気持ちを忘れていない者こそ真の作詞家ですね。

 

とまぁ以上、印象に残ったところだけ偉そうに書いてみましたが、実際はのろけ話や暴露トークも結構ありました。

その他、ここでは書けないぐらい色んな意味ですごいトークも多々ありましたし(笑

早稲田の方々も彼女のアグレッシブなトークで一皮剥けたようです。

 

彼らに関しては、まず、パワポと音響がすごくて脱帽しました。

それから司会をはじめとするスタッフの方々の連携もなかなかのものでした。

あれだけのイベントを企画するのは大変なことです(当サークルも経験しましたから)。

自分なんか、ゆるいスライドで巧み(?)にクオリティの低さを隠して、あちこち逃げまくっていました。

反省して来年はもっと大きなことをやってみたい!!

 

以上、報告おわり

早稲田さん、ご招待ありがとうございます。畑さんは面白い人だ!

 

著者:赤目無冠